【埼玉の弁護士が解説】交通事故の過失割合でゴネ得させない方法
交通事故の相手方との示談交渉の際には、過失割合について両者の見解が一致せずに揉めることが多いです。
当記事では、過失割合でゴネ得をさせない方法についてご紹介していきます。
過失割合のゴネ得とは?妥協しない方が良い理由
冒頭で少し出てきたゴネ得とは何か、また過失割合の示談交渉を妥協してゴネ得をさせない方が良い理由をご紹介していきます。
過失割合のゴネ得とは
交通事故の当事者の中には、過失割合が自身に有利になるように事故当時の状況などについて、事実とは異なる主張をする方がいらっしゃいます。
交通事故の損害賠償額は、過失割合について双方合意しなければ、その額が確定せず示談交渉が成立しません。
当事者の一方がとにかく過失割合において事実と異なる主張を続けることで、もう一方の当事者が折れてしまい、自身に有利な過失割合を認めさせることをゴネ得といいます。
過失割合で妥協しない方が良い理由
過失割合は、加害者の責任と被害者の責任を割合にして数値化したものです。
被害者側からすると、被害者側の過失割合が大きくなるほど慰謝料額が減ってしまうこととなります。
しかも、その減額についてはわずかな額ではなく、10〜20%という大きな割合で変動する性質上、例えば損害が1000万円の交通事故であれば、相手の主張を認めてしまうことで100〜200万円の慰謝料が減額されてしまうこととなります。
過失割合でゴネ得をさせない方法
過失割合でゴネ得をさせないためには、しっかりと証拠資料をこちらから提示することが重要です。
実際に過失割合のゴネ得防止に効果的な証拠をご紹介していきます。
①ドライブレコーダー
自身の車にドライブレコーダーを設置していた場合には、このドライブレコーダーが有力な証拠となります。
運転手目線のカメラとなっているため、加害者側の主張が誤っているという点を立証できる可能性が非常に高いです。
また、ドライブレコーダーだけではなく、事故現場周辺にある監視カメラの映像なども有力な証拠となり得ます。
②実況見分調書などの刑事記録
人身事故が起こった場合には、警察に届出をすることによって、実況見分が行われます。
この際に作成される実況見分調書は警察官主導のもとで作成されるものとなっており、証拠価値としても非常に高いといえます。
③事故の目撃者による証言
交通事故の現場に目撃者がいた場合には、証言をしてもらうことによってゴネ得を防止できる場合があります。
特に第三者の証言であれば、信用度が非常に高いものとなります。
目撃者を探すのは非常に困難ですが、事故現場に掲示物を出したり、最近ではSNSなどで呼びかけをするなどで、証言を集めることも可能です。
交通事故はさざんか総合法律事務所にご相談ください
交通事故の示談交渉においては、加害者が任意保険に加入している場合には保険会社との交渉になります。
保険会社の社員は交通事故のプロですので、示談交渉に臨む場合には弁護士に依頼することが有効な対策となります。
さざんか総合法律事務所では、過失割合をはじめとした示談交渉や後遺障害慰謝料、逸失利益などの交通事故に関連するトラブルについても専門的に取り扱っておりますので、お困りの方はお気軽にご相談ください。
事務所概要
Office Overview
名称 | さざんか総合法律事務所 |
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所属弁護士 | 吉村孝太郎、飯塚隆史、玉作恵美、溝岡由里 |
所在地 | 〒333-0851埼玉県川口市芝新町5-1 SKビル3階 C号室 |
連絡先 | TEL:048-485-9960 / FAX:048-485-9961 |
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